洋室への内窓設置!枠幅が足りない時のふかし枠施工

Reform Data

建物タイプ/ 戸建
工期/半日
築年数/ 32年
構造/ 鉄骨ユニット
竣工年月日/ 2024年5月
施工箇所/ 内窓、エアコン
使用製品/LIXIL インプラス
施工地/ 札幌市東区

お部屋の冬の寒さ、夏の暑さでお悩みだった施主様。補助金を利用した内窓設置と、夏に向けたエアコンの取付を依頼されました。

今回はその中から内窓設置について、施工の流れも交えてレポートします!

今なら先進的窓リノベ補助金もあり、トーリツでもおすすめしている内窓設置工事。ご依頼もたくさんいただいています。

【施工の流れ】
■施工前

まずは現地の調査と採寸です。

今回取り付けるのはLIXILのインプラス。

内窓は既存の窓の内側にあるスペースを利用して設置します。
製品の種類にもよりますが、最低でも4cm、できれば7~8cmは必要です。(ほとんどのお住まいが4cm以上の枠がありますが、まれに4cm未満の建物もあり、その場合は内窓が設置できない場合があります。お住まいの状況により判断となります。)

◀窓、枠、奥行きそれぞれしっかり測ります。
窓によっては何度か細かな採寸が必要な場合もあります。

こちらのお部屋は、窓から壁までの出幅自体は7-8cmありましたが、後付けした網戸がありました。このような場合は網戸の位置から測ります。すると4cmほどでした。

このように枠幅が狭い場合は、枠の先端に枠幅を出すための「ふかし枠」の取付が必要です。取り付けることで窓枠を延長し、内窓の設置が可能になります。

LIXILのインプラスは窓枠の色と、ガラスの種類も選べます。
枠は既存に合わせてホワイトに。

ガラスは、夏に日差しが入りすぎることがあるため、日射や紫外線をカットしつつ、高断熱性もあるLow-E複層 グリーンガラスを採用しました。

■施工中
施工日の様子です。
まずはふかし枠の設置から。土台となるアングルを取り付けます。

その上から枠をかぶせ固定します。

ふかし枠が完成!

ここから、内窓の取付になります。(ふかし枠の施工がない場合はここから)

窓枠四辺の内側にレールを取り付けます。

 

窓ガラスを取り付け…

最後に建付けや鍵の調整をして

完成です!
施工にかかった時間は、2時間半ほど。ふかし枠がなければ1時間以内に完了することも!

Before

After

引き違い窓のサイズを既存の窓枠に合わせているので、見た目もすっきりしています。

After

After

開けるとそれぞれこのようになります。一部掃除がしにくい箇所が発生しますが、メリットに比べると許容範囲と施主様談。

After

After

After

ふかし枠が内側に出っ張ることで、圧迫感がでるかと心配していましたが、想像していたよりも違和感がありませんでした。
下部はアングルの支えがありますが、生活上の目線ではまったく気になりません。

最後に、実際の温度について、サーモグラフィーで測定してもらいました。

※5月下旬の寒い日の早朝、外気温10℃で撮影

▲内窓を閉めた状態

▲左の内窓を開いた状態

いかがでしょうか。外に面した既存の窓は、外気に触れて冷たくなっていますが、部屋側の内窓は冷気の影響をうけていません。

日中の体感としても、寒さが少し和らいだように感じます。
その後、暖房パネルもつけてみたところ、部屋の暖まり方も良くなったと感じましたとのこと。
夏のエアコン稼働時期もどれだけ快適になるか楽しみです。

さらに効果を感じたのが防音です。以前は雨の音などがかなり聞こえていましたが、各段に静かになったそう。
そして、こちらの窓は、Sグレードの大サイズなので、68,000円の補助金が出る予定です!

大人気の内窓設置工事。今回は、施工の流れも含めご紹介しました。
部屋を快適にするのに一番コストパフォーマンスが良く、施工も簡単なイチオシのリフォームです。
補助金の出るこの機会に是非ご相談ください。


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