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≪リフォームの防水工事とは?≫
防水工事は、一般住宅ではベランダ・バルコニー、コンクリート住宅の屋根など、雨水に晒される部分に防水処理を施す工事です。建物内部に水が浸入すると建物を支える柱や梁、鉄骨などの腐食が進み、建物の劣化に繋がってしまいます。数年ごとに施工部分の状況を確認し、傷みが出てきたら早めの対策が必要です。
今回は防水工事の中でも、地球と環境に優しく、美観にもすぐれた「アスファルトポリマーセメント防水工事」をご紹介します。
≪防水工事の種類≫
まずは防水工事にはどんな工法があるのか、ご紹介します。
名称 | アスファルト防水 | シート防水 | 塗膜防水 |
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工法 | アスファルト製のルーフィングシートと呼ばれる防水シートを張り合わせていく防水工事 | 塩化ビニルやゴム製の防水シートを施工箇所に固定していく工法 | 液状の原料を施工箇所に何度も重ね塗りする工法。密着性が非常に高いので割れにくく、改修の際も再塗装での対処が可能 |
特徴 | 防水工事の中でも最も歴史が深く、古くは大正時代から施工されている。その防水性・耐水性の高さから現在でも広く採用されている。 | シートを上から被せていくので、下地に影響されることなく施工できる。耐用年数は10〜15年と防水工事の中でも比較的長く、耐久性が高いことも特徴。広範囲を一度にムラなく施工でき、施工期間が短い。 | ウレタン防水は、現在国内の半数近くの工事で採用されている防水工事。比較的安価で、場所を選ばず施工できる。FRP防水「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」を利用し、耐久性や強度に優れている。 |
適応箇所 | 新築や改修、平屋根、道路、橋など、幅広い建設の分野で適応 | 新築や改修、ビルやアパート | バルコニー、屋上駐車場など |
≪アスファルトポリマーセメント防水工事とは?≫
今回ご紹介するアスファルトポリマーセメント防水は、上記の表の「塗膜防水」の一種です。
ポリマーセメント系塗膜防水材は、エマルション(水系)樹脂とセメント系パウダーを調合した材料でできており、有機溶剤(シンナーなど)を使用しないので、環境にも優しい防水材です。また、施工に火気や有機溶剤を使用しないので、施工作業者・作業周囲の安全性も確保できます。
さらにこの工法は、液体塗料を使用するので、凹凸がある部位や既存防水層への重ね塗にも対応可能。仕上がりはシームレスで、つなぎ目がなく美観にも優れ、使用範囲も幅広く利用できることが特徴です。また、工期が短く、施工・メンテナンス時にゴミが出ないため、下地の撤去費用も発生せず、コストにも環境にも優しい工法です。
デメリットとしては、低温時や高湿度の環境下では養生に時間がかかる、ということでしょうか?雨の多い時期も施工が難しいです。注意点としては、ごく普通の塗装工事と同じです。
※条件により施工可能かどうかの判断が必要です。
このように、防水工事と言っても、様々な工法があり、それぞれにメリットがございます。
お客様のお悩みに合わせ、建物に最適な防水工法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
《施工工程》
1.高圧洗浄で汚れを落とします
2.床の傾きや凹凸をモルタルで補修し平らにします
3.細かい隙間などをシリコンで埋めます
4.痛みがひどい箇所はシートで補修をしより防水性を高めます
5.プライマーを塗ります
立ち上がり部分もしっかり施工します
6.塗料を塗っていきます
下塗り・中塗り・上塗りと三層重ねることで防水性を高めます
7.最後にトップコートを塗布します
8.きれいに仕上りました!