先進的窓リノベ事業2024

『補助金:先進的窓リノベ事業2024』窓リフォームするなら今がチャンスです!

2023年に大好評だった『住宅省エネ2024キャンペーン』が、2024年も引き続き継続されます。
今、対象となる省エネリフォームをすると、過去最大の予算・還元率の【先進的窓リノベ2024事業】をはじめ、【子育てエコホーム事業】【給湯省エネ2024事業】といった3種類の支援事業を組み合わせて還付が受けられるとてもお得な制度です!

その中でも一番リフォームのメリットと補助金額が共に大きい「先進的窓リノベ事業(2024版)」についてご説明します。

目次
1.なぜ国から補助金がでるの?
2.2023年補助金の振り返り
3.窓リフォームのメリットをおさらい!
4.制度の概要と補助金額
5.窓と一緒の工事で水回りなどのリフォームもっとお得に!

なぜ国から補助金がでるの?

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。これは2015年に地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けてパリ協定が採択され、世界共通の長期目標に合意したことを受けての宣言です。その目標とは、地球温暖化を抑えるため、温室効果ガスの排出と吸収量を均衡にし、排出量を実質ゼロとすること。
省エネリフォーム補助金は、この「2050 カーボンニュートラル」実現の後押しのための事業です。

温室効果ガスを排出するのは、工場などの産業部門、その他商業施設、運輸部門などがありますが、その中でも意外にエネルギー消費量の多い一般家庭部門に、高い削減目標が定められていることをご存じですか?

国の地球温暖化対策計画の主な目標

出典:地球温暖化対策計画(2021年環境省)

その目標の達成のためには、まだ省エネ性能を備えていない一般家庭の住宅を、リフォームで省エネ住宅にして、家庭から排出するCO2の量を抑えることが必要です。
国として、各家庭がどんどん省エネリフォームをしてもらわないと目標が達成できないため、リフォームの支援・後押しをしようと、高い補助金額が設定されているのです。

事業の大まかな概要はこちらです。

■先進的窓リノベ事業2024(環境省)
 工事内容:高性能窓の設置【熱還流率(Uw値)1.9以下等】
 予算額 :1350億円【窓リフォーム・ドア】(予算がなくなり次第終了)
 補助率 :1/2相当【一戸当たり最大200万円】

定められた基準を満たす窓のリフォーム工事に対した補助金です。詳細は後ほどご紹介します。予算がなくなり次第終了となりますのでご注意ください。

◆どうして窓のリフォームなの?
家のエネルギー消費量で多くを占めるのは主に「給湯設備」と「冷暖房設備」です。

(参考: 経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 省エネって何?https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/what/」)

その二つの項目を削減するために一番有効的なのが、窓のリフォームなのです。

家庭で作られた熱の出入りが一番多い場所が、窓・玄関ドアといった開口部です。開口部の断熱性能を上げることで、冷暖房の空気が外に逃げにくくなります。そのため、長時間の冷暖房使用や、過度な温度設定が不要になり、エネルギーの使用量を抑えることができます。(光熱費の削減にも!)

住む人は夏涼しく冬暖かい家を補助金を利用してお得に手に入れることができ、国は一般家庭からの温室効果ガスが減らせ、地球にもやさしい、三方よしの政策が、「省エネリフォーム補助金」です。

住宅の省エネ・脱炭素について

(住宅省エネ2024キャンペーンホームページ)

常日頃からお客様の快適な住まい作りのお手伝いをさせていただくリフォーム会社だからこそ、補助金が出るこの機会に是非、窓のリフォームをおすすめします!

2023年窓リノベ補助金の振り返り

2023年に始まった先進的窓リノベ補助金ですが、11月末日時点で全国で約23万戸の窓リフォーム改修が実施されました。
(予算全て消化した場合、約25万戸相当)

大変多くの住宅が、この機会に高断熱の窓へのリフォームができましたが、現在の省エネ基準に満たない住宅は日本の家の約90%と言われており、(※2021年国土交通省社会整備審議会 建築分科会資料より)まだ約1100万戸以上の家が断熱性能が低いままです。

トーリツの本社のある北海道においては、他の地域に比べて昔から二重サッシなど、断熱性の高い家が作られてきましたが、20年前の窓と現代の窓では、窓自体の性能値が違います。

◆利用者の声
実際に先進的窓リノベを利用したお客様の声です。なんと、大変満足・満足と答えた方が90%以上という結果となりました。

具体的には、「寒さが気になりリフォームしたところ、お家が暖かく快適になりました。」「夏の暑い日は日差しがカットされていたのか、電気代がいつもより1500円程安くなっていました。」「節電効果を感じています。また、防音効果もあり、車の音が気にならなくなりました。二重窓になったので防犯対策にもなりました。」とのお声がありました。(LIXIL調べ)

▼2023年先進的窓リノベ 利用者アンケート  

期間:4-10月間でリフォーム実施者1713名 出典:LIXIL調べ

実際にトーリツで先進的窓リノベ補助金を利用した窓リフォームの施工で、お客様からお部屋の温度が快適になりました、と嬉しいお声をいただいています。

★トーリツ窓リフォーム施行事例はこちら!

窓リフォームのメリットをおさらい!

お客様からの満足度の高い窓リフォーム。どんなメリットがあるのか、改めてご紹介します。

高性能窓へのリフォームのメリットは大きく4つあります。

①快適:「断熱効果」
断熱気密効果が高まり熱の出入りが少なくなるので、冬は暖房の暖かい空気を外に逃がさず、夏は冷房の冷たい空気を外に逃がしにくくなります。

②健康:「家庭内事故の防止」
冷暖房の効きが良くなることで、室温環境が改善され、住まいの気温差が少なくなり、真夏の熱中症や冬のヒートショック予防にもなります。
住環境と健康の関係については、今年論文も発表されました。高い断熱性能を備えた住環境は、病気を予防し、医療費削減にもつながります。
「住宅内温熱環境と居住者の健康に関する研究」

https://newsroom.lixil.com/hubfs/newsroom/PDF/JapanComms/20231108_ResearchPaper_Collaboration_KinkiUniversity.pdf

③省エネ:「冷暖房費の削減」
①の通り、断熱効果により冷暖房効率が良くなります。過度な冷暖房の使用がいらなくなるので、光熱費の削減につながります。

④環境貢献:「環境負荷の軽減」
この補助金の肝ともいえますが、②の効果でCO2削減に繋がります。リフォームを通じて地球環境課題に貢献することができます。

一度に複数のメリットが受けられるのが、高性能の窓リフォームです。

◆窓のリフォーム工事の種類
2023年度先進的窓リノベ補助金対象の工事の種類はこちらです。

■ガラス交換(戸建て・マンション対応)

 ガラス交換は現在取り付けている既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事です。ガラスが割れちゃった!以外にどんな時に交換?と思われるかもしれませんが、ペアガラス窓の中空層内に結露が発生してしまっている場合も交換のタイミングです。詳しくはコラムをご覧ください。

■内窓交換(戸建て・マンション対応) 

窓の種類の中で、内窓と外窓の2つがセットになっていて、文字通りサッシ(窓)が二重になっているものを「二重サッシ」と呼びます。二重の窓のうち、お部屋側の窓(内側の窓)を交換する工事が内窓交換です。二重サッシには断熱防音結露防止防犯などのメリットがあります。

さらに、内窓リフォームの際にほしい効果に合わせたガラスの種類をセレクトすると、窓の性能を現状以上のものにできます。2023年度の補助金では、この内窓交換の補助率が手厚くなっていました。

こちらも詳しくはコラム、施工事例をご覧ください。
コラム:

施工事例:

既存の窓が二重サッシではない場合、新に内窓がつくことになりますので、開閉に手間が増えることは気になるポイントかもしれません。
しかし、安価で、施工もかんたんなので、手軽に窓リフォームの効果を感じたい方におすすめの工法です!

また、上記のコラムにある通り、マンションは共有部の関係があり、外窓交換ができないことが多いので、こちらの内窓交換が一番の選択肢となります。
トーリツではマンションにお住いのお客様からのご依頼も多く、2023年度は内窓工事の施工が多い印象でした。

■外窓交換(戸建てのみ対応)
外窓交換には2種類の工法があり、カバー工法とはつり工法があります。

カバー工法は既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事、はつり工法は既存窓のガラス及び窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事をいいます。

こちらはガラス交換や内窓交換に比べると、工事が大掛かりになるので、施工箇所数によっては工期が何日かかかります。
しかし、外窓交換は窓自体を新しいものに変えることができますので、内窓交換において、二重窓の開け閉めのしづらさが気になる方や、既存の窓の鍵や部品が劣化している場合、また、窓の開き方を変えたい!といった場合にはおすすめです。

さらに2024年度の補助金では、この外窓交換の補助率が手厚くなっています。

どのお客様も施工後は大変満足頂いているご様子で、春先の少し寒い時期に施工されたお客様からは、断然暖かくなった!とのご感想を頂き、またマンションにお住まいのお客様からも冷暖房の効率が良くなった、また遮熱効果が高まった、とのお声も聞いております。
ここ数年、北海道の夏も暑くなってきており、エアコン工事のご依頼も多数いただきます。今までは暖房の効率をメインでお考えだった方も、「夏の涼しさ」まで考慮すると、この機会に窓の工事を検討されてもいいかもしれませんね。

制度の概要と補助金額

メリットがたくさんある窓リフォーム。今ならさらに、補助率50%相当の補助金で国が後押ししてくれます!
実際にどれくらいの額の補助金が出るのでしょうか

◆補助金制度の概要


※【Uw値とは?】

窓の断熱性能は、U値で表され、Uwと記載されます。U値は熱貫流率のことで、窓や壁などの部材がどれだけ熱が伝わりやすいかを示し、W/㎡Kという単位で表します。窓のU値(Uw)は、数値が0に近ければ近い程、熱が伝わりにくく断熱性に優れています。数値が大きい程、窓から失われる熱が多いことを示しています。

◆補助金額

補助金額は、工法・窓の大きさ・グレードによって定められています。
「補助単価×施工箇所数=1つの住宅における合計補助額」となり、上限は200万円です。
実際の金額は以下の表でご確認ください。

■戸建住宅・低層(3階建以下)集合住宅における補助額

※2023年12月23日現在の情報です。詳細は変更になる場合があります。
その他概要は環境省のサイトでご確認ください。

◆補助金額シミュレーション

以上の補助金を踏まえ、実際にかかる費用はどれくらいでしょうか?
例として写真の、戸建リビングで3カ所の窓工事をした場合を見てみましょう。
中サイズの窓が2つと大サイズの窓が1つ。すべてSグレードの内窓設置とした場合です。

もらえる補助金額は以上の金額となります。窓ごとに補助金が設定されていますので、家中の窓をリフォームすると、かなり大きな金額がもらえることになります(最大200万円まで)。もちろん、一部屋だけの窓リフォームもおすすめです。では、実際かかる費用と比較するとどうでしょうか。さきほどの例を元に算出した結果です。

補助金を利用しない場合は348,100円(商品代+工事費)がかかりますが、補助金として160,000円戻ってくるので、実質費用としては188,100円となります。

元の金額と比較すると、実に50%相当の額が戻ってくることがわかります。

※工事費用は、建物の状態により変動します。既存窓の形状によっては上記の金額に加え枠の取付等が必要になることがあります。詳細はお問い合わせください。(トーリツは現地調査・見積無料です。)

◆補助金額返済の流れ

ご契約・工事完了・工事代金支払い後、弊社より補助金の申請をします。補助金事務局での審査が下りた後、弊社よりお客様へご返金となります。(キャンペーン各社共通ルール)

弊社は2023年度キャンペーンでの実績もありますので、安心してお問い合わせください。

これから先の生活を見据えると、窓リフォームは快適な住まいにするための第一選択肢になることがわかります。光熱費も抑えられるので、早く始めるほど恩恵が多いリフォームになります。補助金がもらえる今がとてもお得です!

窓と一緒の工事で水回りなどのリフォームもっとお得に!

冒頭でも触れましたが、『住宅省エネ2024キャンペーン』は、昨年と同様、今回おすすめした【先進的窓リノベ2024事業】の他に、【子育てエコホーム事業】【給湯省エネ2024事業】という補助金も同時に展開されています。
どちらも目的は排出CO2の削減。省エネ性能を備えた設備でリフォームすると補助金がもらえます。特に、【子育てエコホーム事業】は、トイレお風呂キッチン(対面化改修、食洗機、レンジフード等)といった水回りのリフォームでも補助金が出ます。(※【子育てエコホーム】という事業名ですが、子育て世代以外の全世帯が利用可能です。)

こちらの条件として、①定められた必須工事の実施及び②1申請あたりの補助額※が50000円 というものがあります。窓リフォームを併用すると、①及び②(※窓併用の場合20000円に変化)を満たすことができますので、一緒に工事をすることをおすすめしています。

窓以外にもリフォームをお考えの方も、この機会を是非ご活用ください!

※もらえる補助金や条件など、詳細は国土交通省のお知らせをご確認ください。

リフォームをしたいが対象になるの?この制度を利用したい、とお考えの方は、是非お気軽にトーリツにご相談ください!お客様の住宅に合わせた補助金制度をご提案致します。