【リフォーム豆知識】リフォーム工事でいう「養生」とは??

持ち家でも賃貸でも、住まいに不具合が起こったり、何かを新設する時など、工事業者さんの訪問を受けますね。
その際、工事前の「養生」という作業をしているのを、ご覧になったことはありますか?

「養生」というのは、作業の際に、お客様の住まいや家財を汚したり傷つけたりしないよう、工事に関係する箇所を保護する作業の事です。

戸建てのお宅の場合は工事の規模にもよりますが、工事箇所周辺の他に、搬入搬出に使用する玄関付近の床や壁などを養生します。

↑搬入搬出経路の保護 
↑家具家電の保護

マンションの工事になるとさらに共用部分(建物入口、エレベーター、お客様宅玄関前までの廊下)等も養生の対象になることがあります。

↑マンションエレベーター及び共用部の養生 他の居住者の方にご迷惑が掛からない様、気を付けています

養生に使用するものは、専用のものだったり、皆さんにおなじみの梱包材(プチプチ)を使用したり、職人さんが工具を広げるときや、脱着時に水分が出るものを置くときなどは、タオルのようなものを敷いたりもします。
ほこりやチリなどが舞う工事の時には、家財にカバーをかけたり、また、塗装工事の際には、駐車場の車の養生をする等、外の工事でも必要な場合養生します。

ちなみに、養生時に使用するテープ(写真では緑や黄色のテープです)は、養生テープと言って、はがす時に物を傷めない、粘着力の弱いものを使用しています。
壁紙やシートなどが貼られている箇所に留めなければならないこともあるので、トーリツでも養生時には注意を払うようにしています。

直接の工事には関係のないことですが、ここをしっかりやらないと、いい工事ができたとしても、お客様をがっかりさせることになりかねません。

工事スタートから最後のお引渡しまで、お客様に気持ちよく過ごして頂くための工夫を、これからも心掛けていきます!