リフォームや自分でできる住まいの防犯対策について

最近、戸建を狙った関東での悪質な強盗のニュースを度々目にします。10月には同様の手口の事件が札幌でも発生しました。どこに住んでいても他人事ではなくなっています。
また、在宅中の強盗被害はもちろんのこと、年の瀬もだんだん近づいてきて、家を空ける機会も増えるこの時期の空き巣被害も心配です。

みなさんはお家の防犯対策、どうしていますか?
泥棒も強盗も、被害には絶対にあいたくないですよね。

では、リフォームや自分でできる防犯対策には、どんなものがあるのかご紹介します。

1.強盗・泥棒に入られやすい家は?

対策の前に、 まず犯人の侵入経路や、狙われやすい家の特徴についてみてみます。

侵入経路は圧倒的に「窓」と「ドア」といった開口部が占めています。
防犯対策は主にこの2箇所への対策が必要です。

また、犯人は基本的に、犯行前には下見をすることが多く、その上で侵入しやすい家を選んでいるようです。

▼チェックポイントは大きく3つ。

・侵入に手間どらないか
・周囲に気づかれにくいか
・逃げやすいか

窓・ドアに対し、このポイントを逆手に取った対策をすると、いいわけですね。

2.自分で今すぐできる防犯対策

  1. 侵入を遅らせるもの
    窓に防犯フィルムを貼る、補助錠をつける
  2. 周囲に気付かれやすくするもの
    センサーライトや窓用防犯アラーム、防犯カメラの設置
    ・窓の下に防犯砂利を敷く

今すぐ自分でできる防犯対策としては、上記のようなものがあげられます。
防犯グッズはホームセンターなどで買うことができます。(※トーリツでの施工も可能です。)

画像元:イラストAC

流行している強盗は窓ガラスを割った侵入がほとんど。防犯フィルムを窓に貼ることで、ガラスを割れにくくすることができます。さらに、補助錠を取り付けることで、侵入を遅らせることができます。

また、窓を無理やり開けようとすると大きな音がなる衝撃センサーもあります。

窓ガラスを割られる前に気づけるよう、人の気配を察知して照らす人感センサーや、窓の下に防犯砂利を敷き詰めることも有効です。

防犯砂利は人が歩くと普通の砂利よりも大きな音が鳴ります。ただし、薄く敷くと効果が半減してしまうため、5cmほどの厚さでたっぷり敷くことが必要です。

先日の被害宅では、防犯フィルムを貼っていたにも関わらず侵入されたという報道もありました。上記の対策をひとつではなく、複数組み合わせるのがよさそうです。

3.さらに安心!リフォームでできる防犯対策

画像元:YKKAP

まずは今すぐに自分でできる対策をご紹介しましたが、最近の強盗被害では、力任せになりふり構わず侵入してくる悪質な手口も多くなっています。

侵入をさらに遅らせる、また、それ以前に「この家は防犯対策がしっかりされているからやめておこう」と犯人に思わせ、狙われることを未然に防ぐため、リフォームでしっかり防犯対策をするのが安心です。

▼リフォームでできること

・防犯ガラスへの交換
・内窓の設置
・外窓の交換
・面格子の設置
・録画機能付きインターホンの設置
・玄関ドアの交換

【窓対策】
防犯ガラスへの交換
 窓のガラス自体を外からの衝撃でも割れにくいものに替えてしまうリフォームです。

ガラスに特殊な加工がされている商品です。ガラスは割れますが、貫通穴があかないので、「こじ破り」や「打ち破り」に有効です。こちらは防犯以外にも、台風など災害時にも安心です。

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内窓の設置
 内窓を設置することで、外窓のクレセント錠と内窓のクレセント錠で2ロックになります。また、窓が二重の住宅は、侵入までに倍の時間がかかるため、侵入を諦めさせる心理的効果が期待できます。防犯ガラスと組み合わせることでさらに安心です。

 また、内窓は防犯性以外にも、断熱効果や遮音効果など、快適な暮らしのためのメリットが多く、工期もほとんど1日で済みます。

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外窓の交換
 今ある窓そのものを、2ロックの窓に変えることも効果的です。

任意に設定した暗証番号による解除方式のボタン錠や、外出先から施解錠状態を確認できる錠など、各メーカーから様々な防犯性能の高い錠が出ています。

▲窓用スマートロック 画像元:LIXIL

面格子の設置
 シンプルに窓を格子で覆ってしまう面格子の施工はメジャーな防犯対策リフォームです。窓を外側からしっかりガードする面格子は、見た目にも侵入しにくいという印象を与えます。

また、また実際に侵入しようとしても破壊に手間取るため、途中で侵入をあきらめさせる効果も期待できます。

最近ではおしゃれなデザインの面格子も揃っています、建物の裏手にある窓等に取り付けておきたいですね。 

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【玄関の対策】

録画機能付きインターホンの設置
 現在では主流になりつつあるテレビドアホン。最新機能の商品では、防犯カメラ並みの機能を有するものもあります。広角レンズのインターホンは、死角からインターホンを鳴らす人物でも写すことが可能です。

さらに録画機能が付いた商品だと、不在の場合でも、録画でだれが来たのかを残すことができます。

前述のチェックポイントの、「留守か否か」を確かめるために、インターホンを鳴らすこともあるようなので、あると安心の機能と言えます。

玄関ドアの交換
 古い玄関ドアの鍵は、解錠しやすいままのものも多いです。
最新のドア錠は、2ロックを標準装備し、シリンダー自体も不正解錠しづらい構造になっています。こちらも、侵入までに時間がかかるので、あきらめさせる効果が期待できます。

また、先述の窓のように、玄関ドア用スマートロックシステムといった機能がついたものだと、無施錠を自動で防止してくれるものや、外出先から施解錠状態を確認できるものも。空き巣対策にも有効です。

LIXIL FamiLock

YKKAP スマートロックキー

画像元:LIXIL

4.悪質な訪問販売業者等にご注意ください

連日の事件では、事前に訪問販売や水道修理等の業者を装い、事前の「下見」をしていたことも報道されています。

事前の告知やアポイントのない訪問に関しては、すぐに家にいれず、一度会社名を調べるなどをしてください。

トーリツでお伺いする場合は、必ず身分や立場を証明できるものを持っています。
また、無料点検もこちらから無理に行うことはありません。必ずお客様のリクエスト、ご承認があった上での点検を行います。しつこい営業も致しません。

少しでも不審なところがある業者が訪れた場合は、警察にご相談ください。

まとめ

大切な家や家財、ご家族を泥棒や空き巣、強盗から守るためにもご自宅にあった防犯対策が非常に重要です。窓やドアの強化、センサーライトや防犯砂利など、様々な方法がありますので、適切な対策を見つけてくださいね。

トーリツでもご相談・施工を承っております、お気軽にご相談下さい。