ウォールナットとグレーが調和した洗練された上質空間

リフォーム後:ウォールナットの床材とグレーのアクセントクロスで統一されたモダンなリビング空間

リノーベーション内容

もともとは奥さまの祖父母が暮らしていた二世帯住宅。
やがてご両親が新築を機に転居し、おばあさまを見送った後は、おじいさまがひとりで暮らしていました。
そんな家に、家族が増えた施主様ご一家が2階へ移り住み、再び二世帯に。
おじいさまが亡くなられた後も生活の中心は2階のままでしたが、使われていない1階をどうにか生かしたい──そんな思いから、改修計画が始まりました。

最初は「内装をきれいにするだけ」のつもりだった計画。
けれど打ち合わせを重ねるうちに、住まいの可能性がどんどん広がり、いつしか「二世帯住宅を一世帯用に変える」本格的なリノベーションへと発展していきました。

物置化していた1階を、光と開放感あふれるLDK空間へ

リフォーム後:大きな掃き出し窓から光が差し込む開放的なLDK空間

旧2階LDKをまるごと吹き抜けに変更し、光がたっぷり降り注ぐ開放的なリビングに。
大きな掃き出し窓からは、おじいさまが大切にしていた美しい庭の緑が広がり、視覚的に室内と庭がつながる心地よい空間が生まれました。

リビングにはシステム収納を設置し、テレビ周りの機器もすっきり。
さらに階段下には、R&Rの提案による三角形のカウンターを新設。

リフォーム後:階段下を活用した三角形カウンターと木目調マグネットボード

スマホの充電や書き物などに便利で、木目のマグネットボードを採用したことで、家族の予定を貼って一目で確認できる工夫も。

カフェのように心地よいキッチン

リフォーム後:名古屋モザイク「クロジョーロ」タイルを施工したキッチン背面

キッチンは対面式へ変更。背面には奥さまが惚れ込んだ名古屋モザイクの「クロジョーロ」タイルを採用。
光の当たり方で表情を変えるグラデーションが美しく、ヴィンテージ感のある仕上がりに。
位置をダイニング側に変更したことで、まるでカフェのような空間が完成しました。

リフォーム後:トクラス Bbを採用した対面式キッチン

キッチンはトクラス『Bb』を採用しました。キッチンカウンターとカップボードの天板は人造大理石のサンドブラックで揃えました。扉材にはダークウォルナットを使用し、床は石目調のグレーのフロアタイルを貼り、落ち着きと高級感を両立したキッチンに仕上げました。

使いやすく快適な水まわりと収納計画

リフォーム後:LIXIL リデアを採用したモダンなユニットバス

ユニットバスはLIXIL『リデア』を採用しました。ミラー面にウォルナットのパネル、サイドはモルタル調のグレーのパネルに。浴槽はホワイト、エプロンはブラックと組み合わせることで暗くなり過ぎずにシックな浴室に。浴室の配色もこだわりました。

1階には家族の動線を考えた収納を集約

玄関横には、ご家族の趣味のキャンプ道具や靴をたっぷり収納できる大型の土間収納兼シューズクローク

玄関横には、ご家族の趣味のキャンプ道具や靴をたっぷり収納できる大型の土間収納兼シューズクロークを新設しました。大きな荷物も玄関からすぐに運ぶことができ、動線も快適です。

洗濯機、UT
ファミリークローク

ファミリークローク、洗面室、ユニットバスを一直線に配置し、洗う・干す・しまうの家事動線がスムーズに。カウンター下も収納を置くのにちょうどよい高さです。
カウンターで服を畳んだりアイロンをかけたりと、家事効率もぐんとアップしました。

家族みんなの「好き」を反映したインテリア

リフォーム後:共用本棚とPCカウンターを設置した2階ホール

2階ホールには共用の本棚とPCカウンターを設置。デッドスペースを有効活用し、家族が集まる共有スペースに。
各洋室はウォルナットとグレーでまとめ、住まい全体に統一感を。

リフォーム後:落ち着いたブルーでまとめた洋室
リフォーム後:コンクリート調クロスでクールに仕上げた洋室

奥さまの寝室は落ち着いたブルー、ご主人は打ちっぱなしコンクリート調でクールに。
それぞれの「好き」を大切にした空間づくりが、家全体の個性と心地よさにつながっています。

性能向上リノベーションで、冬も快適・光熱費半減!

リフォーム後:性能向上リノベーションを実施した住宅外観

全面リノベーションによって、断熱・気密性能が大幅にアップ
「認定長期優良住宅」の認定も受け、長く安心して暮らせる住まいに生まれ変わりました。
暖房は灯油ストーブからガスのセントラル暖房へ変更し、家全体が均一に暖かく、光熱費は以前の約半分に。
デザイン性と快適性、どちらも妥協しないリノベーションが実現しました。